鹿島高、バーガーで挑む 茨城県産食材使い3種 うまいもん甲子園 11月3日、決勝大会
全国の高校生がオリジナルのメニューを競う「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」の決勝大会(11月3日、東京都内)に、茨城県鹿嶋市城山の県立鹿島高の女子生徒3人が、関東甲信越エリアの代表として出場する。県産食材を使った3種類のバーガーで挑む3人は「コミュニケーションを取りながら、最後まで協力して頑張りたい」と意気込みを見せる。 大会のテーマは、ご当地食材を生かした「人気中食&外食メニュー」の開発。鹿島高の代表として出場する3年の本村美紅(みく)さん(17)、伊藤海七(うな)さん(18)、松井心琴(みこと)さん(17)は、「茨城のことをさらに知ってほしい、魅力度ランキングを上げたい」という思いで、県内の特産食材を盛り込んだ「茨城!周遊おくち旅行」を考案した。 同メニューは①和風あまからお野菜バーガー②うまあま♡スイートバーガー③さっぱり水戸梅バーガーの3種類で構成。エリンギ(鹿嶋市)、レンコン(行方市)、サツマイモ(鹿嶋市・鉾田市)、梅(水戸市)などを使用し、食べて旅行気分を味わってもらうという狙いを込めた。 大会には73校218チームが応募した。書類選考を経て全国7エリアで選抜大会を実施。鹿島高は、13校39チームが出場した関東甲信越エリアで代表(2校)に選ばれた。 決勝大会に向け、メニューのブラッシュアップを図るイベントが3日に行われ、ホテルのプロ料理人、中村水紀さんから指導を受けた。「パテを押し付け、焼き目を付けてみて」「さつまいもチップスに塩を足してみよう」などと、アドバイスを受けた。また、同大会を主催する全国食の甲子園協会長の藤田志穂さんが「初めての応募で決勝まで進む学校は少ない。高校生らしい元気いっぱいのPR動画や、地元を巻き込んだところが良かった」と評価した。
茨城新聞社