オープン戦の安打数トップ!ドラゴンズ三好大倫を覚醒に導いた三つの理由
大島塾への参加・見つけた自分のスタイル
三好選手「このままだとダメだなと思って。何かを変えないといけないと考えていて、その時にたまたま(高橋)周平さんと話をして、「大島さんのところに一回行ってみたら?」と言ってもらって。自分を変えたいというのが一番にあったので、思い切って大島さんにお話させてもらって、「行かせてください!」と言わせてもらいました」 大島選手の自主トレは、徹底した体幹トレーニングなど球界屈指のハードな練習をしていると言われている。大島選手は38歳のベテランであるにも関わらずレギュラーとして戦える身体でい続けることが何よりの証拠だ。 三好選手「大島さんが、こんなにトレーニングをするんだって思って、じゃあ僕はもっとやらなきゃいけないなと思いました。体重も増えましたし、筋力もアップしましたし、打撃でも、守備でも、走塁でも活きているなと実感しています」 こうして土台のお膳立ては整った。片岡ヘッドコーチらとバッティングの修正をしていく中で、実際のお手本となるモデルを見つけた。 三好選手「参考にしていたのは(タイガースの)近本さん。バットが離れる癖があったので、片岡ヘッドコーチが『バットのヘッドを入れてみたら?』って言ってもらって、ちょっとやってみたらしっくりきて、今に至ります。(近本選手も同じく)左投げ・左打ちですし、あれだけヒットを打てる選手なので、なんかあるかな?って考えて、それで参考にしました」 今年2月沖縄での実戦で、三好選手は覚醒した。打撃や走塁、守備それぞれの面での猛アピールに成功し、オープン戦でも安打と盗塁で12球団トップタイ(3月17日現在)と結果を出し、進化を力強く示すものとなっている。 三好選手「今までやってきたことが、結果として段々ついてきたので、良いときも悪いときもあるけど悪い部分も修正できるように少しずつなってきたので、そこは自分の中でも成長しているなって感じますね」 変化を求めて受けた片岡ヘッドコーチからのフォーム改造の助言や、身体の使い方などを見直すことができた大島選手との自主トレなど、これまで探していた答えが鮮やかに見えてきて、試合中にも修正できる余裕につながっているのではないか。 三好選手「今年にかける思いと言いますか、あんだけやってきたんだから絶対なんとかしてやってやるぞ、という気持ちにはなっている」 開幕一軍を目指していた地点から、いまや開幕スタメンを目指せる地点に到達している。小手先ではなく、積み重ねたものがようやく発揮できる機会が目の前にある。しっかりと力強くそのチャンスを掴み取ってほしい! 澤村桃
CBCテレビ