満員の摩耶ロープウェーで刺激臭「液体をかけられた」6人が体調不良訴え 神戸・摩耶山上の星の駅
2日午後3時ごろ、神戸市灘区の摩耶山上にある摩耶ロープウェー「星の駅」の駅員から、下りのゴンドラ内で刺激臭のする液体をかけられたという乗客がいると110番があった。 【写真】「刺激臭の液体をまかれた」と通報があった現場 兵庫県警灘署や神戸市消防局によると、ゴンドラは当時は満員(定員25人)で、少なくとも6人が体調不良を訴えたという。全員意識があり、重症者はいないとみられる。 液体をまいたような人物は現時点で確認されておらず、同署などが詳しい経緯を調べている。 愛媛県から来た乗客の男性(33)は「これから扉を閉めて出発しようとしたところ、奥にいた何人かの客がせき込みだした。嗅いだことのない、鼻にツンとくるような臭い。ゴンドラを出た後も1分くらいせき込み、喉に違和感があった」と話した。 摩耶ロープウェーは摩耶山のふもとから山上を結び、星の駅付近には日本三大夜景とされる神戸の「1千万ドルの夜景」を望める観光スポット・掬星台がある。 このトラブルの影響で、ロープウエーは同日午後3時半から上り下り共に運休した。3日は始発から運転を再開する。