自民・小野寺政調会長の“なんで学生が103万円まで”発言に現役大学生や親世代の反応は…国民・玉木氏「厳しい現状を知るべき」【ソレってどうなの?】
「学生や親が置かれている厳しい現状を知るべき」
国民民主党の玉木氏は、すかさずX(旧ツイッター)で「マリー・アントワネットみたいな感覚」と投稿。本人を直撃し、投稿の真意を聞いた。 国民民主党・玉木雄一郎氏: 与党の政調会長から、そういう発言が出るのは極めて残念ですね。学生が学業を本分にすることはその通りです。ただそれができない現状があるから、どうしようと一生懸命考えている。 小野寺議員の発言を「マリー・アントワネット」と表現したことについては…。 国民民主党・玉木雄一郎氏: 史実とは必ずしも違うと最近言われているが、マリー・アントワネットは、フランス革命の前に「庶民の気持ちが分からない」という象徴的な発言をした。庶民の気持ちが分かっていないということで、マリー・アントワネットの逸話を少し紹介した。 自民党も政府与党も、今の学生や親が置かれている厳しい状況に対してもっと目を向けるべきだと思うし、現状を知るべきだと思う。 16日になって小野寺政調会長は、「授業料への支援や奨学金の拡充をすることで、学業に専念できる環境を国で議論することも大事ではという意図であのような話をした。先ほど国民民主党にもその時の発言、明確に意図について説明した」と釈明。国民民主党も、この説明を受け入れたという。一方で、引き上げ額が自民党の提示した「123万円」に留まる場合、「協議の打ち切りも含めて考えなければいけない」とけん制した。 壁見直しはどう決着するのか、最後まで目が離せない。 (「イット!」12月16日放送より)
イット!
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