「すごいクオリティの選手がいっぱいいる」圧勝の中国戦で出番なしの鎌田大地、ハイレベルな定位置争いに何を思う? バーレーン戦は先発濃厚「90分出るのは考えず…」
「良いときの自分たちが戻ってきている」
日本代表は、北中米ワールドカップ・アジア最終予選第1節で中国に7-0と大勝。6月シリーズでテストした3-4-2-1が見事に機能し、ウイングバックの堂安律と三笘薫、2シャドーの久保建英と南野拓実が連動して、相手の守備を翻弄した。 【PHOTO】キュートな新ユニ姿を披露!日本代表戦中継に華を添えた影山優佳を特集! その日中戦は出番なしに終わった鎌田大地は9日の取材で、「もちろん最終予選ですごく難しい雰囲気はあったと思いますけど、今は前の選手、前だけじゃなくてチームとしてすごいクオリティの選手がいっぱいいると思うし、早めに点が入った事でみんなよりやりやすくなった」と試合の印象を語った。 「チームとしてアジアカップで難しい時期を過ごしてましたけど、また良いときの自分たちが戻ってきていると思うし、いまは誰が出てもある程度いいクオリティが出せると思うので、すごく競争力があっていい」 現地10日に行なわれるバーレーン戦では、2シャドーでの先発が濃厚視されている。 「ボールを奪われてからどれだけ早く切り替えをして、ボールを回収できるかがすごく大事になってくると思うし、相手のロングボールに対してどれだけコンパクトに入れるかも大事。長い距離を走らないためにも、ボールを奪われた後とか、そういうところでしっかりインテンシティを出してやっていかないと難しい試合になると思う」 そう試合のポイントを語った28歳のMFは、「前の選手は特にいい選手が揃ってるんで、90分出るというのは考えずに、次は最初から全て出し切ることが大事」と続けた。 ハイレベルなポジション争いが続くなか、中東勢に苦しんだアジアカップでは不在だった男が、違いを見せる時がやってきた。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)