鴨川で「みちくさぼちぼちマラソン」 景色や食事楽しみ388人(99%)がゴール(千葉県)
速く走ると失格になるユニークなマラソン大会「第1回安房鴨川みちくさぼちぼちフルマラソン」が鴨川市で開催された。県内外から393人が出場し、鴨川の景色と食事を堪能しながらのんびりとランを楽しんだ。出場者の99%に当たる388人がゴールした。 みちくさマラニック走援隊(小野道章代表)が主催した。同市内浦の三日月シーパークホテル安房鴨川―勝浦市守谷海岸―鴨川市前原海岸―同ホテルの約42キロのコース。参加者の最年少は7歳、最高齢は91歳。遠くは札幌市、愛媛県新居浜市から参加した人もいた。
5時間以内でのゴールは失格。制限時間は9時間で、風光明媚(めいび)な景色と各エイドステーションでの食事などを堪能しながらゆっくり、のんびりとゴールを目指す。 長谷川孝夫市長の「ようこそいらっしゃいました。きょうは楽しんでください。来年は私も走ります」という歓迎のあいさつの後、ランナーは長谷川市長とハイタッチをしながらスタート。 参加者は、海岸の景色やコース途中に設けられた催し、食事に立ち止まるという、文字通りの道草を楽しみながら走っていた。 小野代表は「参加された方々には、鴨川の美しい自然を満喫し楽しんでいただけ好評でした。地域の方々の温かいご声援、ご協力もあり、有意義な大会として開催できました」と話していた。