1966年の旧川辺川ダム計画 廃止へ 熊本県から国へ「廃止に同意」と回答方針
熊本放送
国が1966年に発表した旧川辺川ダムの計画について、熊本県が国に対し、廃止に同意する意見を伝える方針を固めました。 【写真を見る】1966年の旧川辺川ダム計画 廃止へ 熊本県から国へ「廃止に同意」と回答方針 旧川辺川ダム計画は、1960年代に相次いだ洪水を受け、国が計画していました。 この計画では治水や利水なども目的でしたが、全国的な「脱ダム」の流れもあり2008年、当時の蒲島知事が白紙撤回しました。しかし、特定多目的ダム法(特ダム法)に基づく計画廃止の手続きは取っていませんでした。 その後、2020年7月豪雨を受け、国が川辺川に新たに流水型ダムを計画したことで、二つのダム計画が存在する形になっていました。 県によりますと、新たなダム計画を五木村の村長が受け入れたことや、環境アセスメントの手続きを11月11日に終えたことから、国に対し、旧計画の廃止について「異議はない」と回答する方針を固めました。 県は近く、県議会に議案を提出し、可決されれば国に正式回答をします。
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