“再建”のキーマンに? 中日、今季要注目の戦力6人
アレックス・ディカーソン
・投打:左投左打 ・身長/体重:190cm/104kg ・生年月日:1990年5月26日 メジャーリーグでは3度のシーズン2桁本塁打、通算40本塁打の実績を持つアレックス・ディカーソン。その打棒をNPBでも発揮し、打線の強化に貢献したい。 2015年にメジャーデビューを果たすと、翌2016年には10本塁打をマーク。その後は故障の影響で戦線から離れたが、2021年には111試合に出場し、打率.233、13本塁打、38打点を記録した。 2023年はメキシカン・リーグやアメリカ独立リーグでプレー。アメリカ独立リーグでは115試合に出場し、打率.314、26本塁打、91打点の好成績を残した。 2024年で34歳とやや高齢ながらも、豊富な実績を持つディカーソン。コンタクト力の高さを買われ、中日ドラゴンズへの加入が決まった。中日では外野の両翼での起用がメインになりそうだ。 昨季はアリスティデス・アキーノやソイロ・アルモンテなど助っ人野手が思うような働きができなかっただけに、得点力不足解消の一翼を担いたい。
大野雄大
・投打:左投左打 ・身長/体重:184cm/85kg ・生年月日:1988年9月26日 ・経歴:京都外大西高 - 佛教大 ・ドラフト:2010年ドラフト1位 2023年はわずか1試合の一軍登板にとどまった大野雄大。2024年は復活を遂げ、再び先発陣を支える活躍が期待される。 2010年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。プロ3年目の2013年に初の2桁10勝を挙げると、同年から3年連続で2桁勝利を記録。 その後は不振に陥ったシーズンもあったが、2019年には初タイトルとなる最優秀防御率(2.58)を獲得した。 さらに、短縮60試合制となった翌2020年は20試合(148回2/3)を投げ、11勝6敗、10完投6完封、148奪三振、防御率1.82と傑出した数字をマーク。同年は投手2冠(防御率・奪三振)に加え、沢村賞にも輝いた。 2021年以降は2桁勝利こそないが、安定した投球でエースとしてチームを牽引。ところが、昨季は開幕直後に左肘の手術を敢行し、一軍ではわずか1試合の登板に。チームにとっては大きな誤算となった。 それでも、順調な回復を見せており、2024年の開幕には間に合う見込みだ。今季はフル回転し、投手陣に厚みをもたらせたい。
ベースボールチャンネル編集部