“再建”のキーマンに? 中日、今季要注目の戦力6人
龍空
・投打:右投左打 ・身長/体重:180cm/77kg ・生年月日:2002年12月30日 ・経歴:近江高 ・ドラフト:2020年ドラフト3位 傑出した守備力を持ちながらも、昨季は打撃で精彩を欠いた龍空。二遊間はチームの最重要課題となっており、奮起が期待される1人だ。 近江高から2020年ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団。高卒1年目から一軍デビューを飾るなど、ポテンシャルの高さを見せた。 翌2022年はシーズン後半から京田陽太(現:DeNA)に代わり、遊撃のポジションに定着。同年は62試合に出場し、打率.248、12打点とまずまずの数字を残した。 2023年は初の開幕スタメンを勝ち取り、4月にはプロ初本塁打をマーク。しかし、以降は打撃不振に苦しみ、シーズン後半はオルランド・カリステに遊撃のポジションを譲った。最終的に自己最多の114試合に出場したが、打率.187と低調な数字に終わった。 それでも、球界トップクラスと評される内野守備は大きな魅力。村松開人や辻本倫太郎など多くのライバルがいるが、争いを抜け出し、“二遊間問題”を解決したい。
根尾昂
・投打:右投左打 ・身長/体重:177cm/84kg ・生年月日:2000年4月19日 ・経歴:大阪桐蔭高 ・ドラフト:2018年ドラフト1位 2023年は投手として土台を作る1年となった根尾昂。2024年は満を持してのブレイクが期待される。 大阪桐蔭高時代には投打の二刀流で甲子園春夏連覇の原動力に。大きな注目を集め、ドラフト会議では4球団が1位指名で競合。抽選の結果、中日ドラゴンズへの入団が決まり、内野手としてキャリアをスタートさせた。 2021年には72試合に出場したが、打撃で思うような結果は残せず。翌2022年途中に投手への転向が決定した。 すると、同年はいきなり150キロ超を計測するなど、ポテンシャルの高さを発揮。救援を中心に25試合に登板し、防御率3.41とまずまずの数字を残した。 2023年はファームで先発投手として経験を積むと、シーズン終盤には一軍に昇格。2先発で防御率0.71と圧巻の投球を披露した。 今春のキャンプでは一軍メンバー入りし、対外試合でもアピールを見せている。先発ローテーションに加わり、強力投手陣を築き上げたい。