神戸中央郵便局、個人情報記載の書類9千件紛失 書留やゆうパックの伝票、誤って廃棄か
日本郵便近畿支社(大阪市)は5日、神戸中央郵便局の三宮分室(神戸市中央区)で2023年4月に取り扱った書留やゆうパックなどについて、個人情報が記載された書類約9千件を紛失したと発表した。廃棄したとみられ、個人情報流出などの被害は報告されていないという。 【写真】「USB事案が頭よぎり、言い出せず」 尼崎市職員が公用スマホ紛失、理由と時期を虚偽報告 同社によると、書類は発送手続きに使われる複写式の伝票で、一部を郵便局が保管している。伝票には荷物の送り先、依頼主の名前、住所、電話番号などが記載されていた。 伝票は10年の保管期限があり、1カ月ごとに段ボールで保管。23年4月に三宮分室が神戸中央郵便局に郵送したが、今年6月10日に同局で保管状況を確認したところ、当該月分の箱がなかった。(久保田麻依子)