ウクライナ、さらなる対ロシア「報復」宣言 計230人の捕虜交換
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【8月25日 AFP】ウクライナは24日、独立記念日を迎えた。ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はロシアへのさらなる「報復」を誓った。一方、ウクライナ軍がロシア西部クルスク(Kursk)州への越境攻撃を開始してから2週間以上が経過する中、両国は計230人の捕虜を交換したと発表した。 ゼレンスキー大統領は、8月6日にウクライナ軍が電撃的な越境攻撃を開始した場所の近くにあるとされる丘陵の森林地帯に立つ自身の映像を公開。その中で「敵がわれわれの土地にもたらしたのと同じことを、今や敵地で行っている」とし、ロシアは「報復を思い知ることになる」と述べた。 ゼレンスキー氏はまた、ロシアと関連のあるウクライナ正教会の支部を禁止する法律に署名し、「モスクワの悪魔からの解放」だと語った。ロシア正教会の指導者はこれに反発している。 一方、ウクライナ、ロシア両政府は、アラブ首長国連邦(UAE)の仲介で捕虜をそれぞれ115人送還したと明らかにした。 ゼレンスキー大統領は、ウクライナ国旗をまとった男性たちの写真を公開。オンブズマンを務めるドミトロ・ルビネツ(Dmytro Lubinets)氏によると、今回解放された捕虜の中には、アゾフスターリ(Azovstal)製鉄所での2022年の壮絶な戦闘に参加した兵士も含まれている。 ウクライナは、クルスクで展開中の作戦の目的の一つは、ロシアとの捕虜交換だとしている。(c)AFPBB News