【朝日杯FS】無敗での2歳王者狙うトータルクラリティ 池添調教師「勝負根性がセールスポイント」
◆第76回朝日杯FS・G1(12月15日、京都競馬場・芝1600メートル)12月10日、栗東トレセン 新潟2歳Sの覇者トータルクラリティ(牡2歳、栗東・池添学厩舎、父バゴ)は、ここまで2戦2勝。無敗での戴冠(たいかん)へ順調に調整を進めている。 この日はCWコースを5ハロン85秒6―15秒4とゆったりと駆け、追い切りに備えた。池添調教師は「先週の追い切りの動きもよかったですし、中間は順調にきています」と納得の表情を浮かべた。 前走は好位でうまく立ち回り、直線では鞍上が手綱を滑らせバランスを崩しながらも、前に出た2着馬を差し返した。「内容が良かったですね。直線で持ち直してから差し返して、負けん気を見せてくれました。初戦も同じような感じで勝っているし、勝負根性がセールスポイントですね」と高く評価する。 4か月ぶりの実戦となるが「気持ちが入りやすい馬なので久々でも大丈夫。休み休み使ってフレッシュな状態で、馬体に芯が入ってきました。京都替わりはプラスだし、力のいる馬場も血統からこなせると思います」とトレーナーは自信をのぞかせた。 当レースは過去10年で無敗馬が7勝。2021年ドウデュース、2022年ドルチェモア、2023年ジャンタルマンタルと昨年まで3年連続で2戦2勝の馬が優勝している。2歳王者の座を手にし、来年のG1戦線の主役となるか。
報知新聞社