昨年の最優秀障害馬マイネルグロンが日曜福島の平地戦で復帰 青木師「(中山)大障害へのステップとしてはいいと思う」
昨年の最優秀障害馬マイネルグロン(美浦・青木孝文厩舎、牡6歳)が11日3日の福島7R・3歳上1勝クラス(芝2600メートル)で復帰する。今春の中山グランドジャンプで6着に敗れた後、右前深屈腱炎が判明し、戦列を離れていたが、症状がごく軽度であり、約半年後の10月1日の美浦トレセンに帰厩。調教を重ねつつ状態を見ながら陣営は復帰のレースを定めてきた。 青木調教師は「心臓はいいときに限りなく近い状態と獣医師さんに言ってもらえたし、逆に仕上がりすぎないように気を付けて。(中山)大障害へのステップとしてはいいと思うし、だいぶ望ましい状態」と連覇がかかる暮れの大一番のステップレースとして、仕上がりに納得の表情だ。石神騎手も「僕が乗った2本目の調教から、もう息ができていたし、本当に心肺機能が高い馬。今週はピリッとしていたし、本数を重ねるごとに競馬が近いことも分かってきた。状態は去年の大障害を100%とするなら80%くらい。東京ハイジャンプを勝ったときよりもいいですよ。平地でも未勝利戦で2、3着を続けていたし、今のグロンなら1勝クラスでも好勝負しても驚かないですよ。少し長い距離で折り合いと道中で息を入れることを意識して、大障害につながるように乗りたい」と復帰戦への意気込みを語った。