「お前は自分が何者だと思っているんだ?」ファーガソン氏がC・ロナウドを叱責! ファーディナント氏がエピソードを明かす
リオ・ファーディナンド氏が、名将サー・アレックス・ファーガソン氏とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのマンチェスター・ユナイテッド時代のあるエピソードについて明かした。 メッシ、C・ロナウド…21世紀最高の男子選手ベスト25 1986年より27年間マンチェスター・Uを指揮したファーガソン氏。その間に13度のリーグ優勝や2度のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたほか、C・ロナウドやデビッド・ベッカムを育て上げるなどサッカー史上最高の監督の一人に。2013年にクラブを退任したタイミングで監督業からの引退を発表した名将はその後、アンバサダーとしてクラブに残り続けている。 そんなファーガソン氏と若かりし頃のC・ロナウドのエピソードをファーディナント氏が回想。チームへの効果よりも派手なプレーを優先し、アピールに躍起になっていたC・ロナウドにファーガソン氏が厳しく非難したという。『BBC』で放送されるドキュメンタリー番組「サー・アレックス」でのインタビューで明かしている。 「我々がポルトガルに行って数試合プレーしたが、クリスティアーノ(・ロナウド)は若かったのもあり、あまり良いプレーができなかった。頑張りすぎていたんだ。そして、ベンフィカと対戦した時に、監督がクリスティアーノに厳しく叱責したのを覚えている」 「『お前は自分が何者だと思っているんだ? お前は自分がスーパースターだと思い込んで、ここに来てそれを証明しようとしているのか』。そして、クリスティアーノが更衣室で泣いていたのを覚えている。そして私は『この監督は、彼が誰であろうと気にしないんだ』と思ったよ」 「ただ、その後、どんな選手になったかを考えてほしい。彼にはそういう瞬間が必要だったんだ。監督は彼に優しく親切に接することもできたが、彼が去っていく時、世界最高の選手になっているために、厳しく接する必要があるとわかっていたんだ」