グーグル出身者のAIスタートアップ、日本の利用者向けモデルを構築
こうした中で、海外のAI関連企業にとって一定の商機があるといえそうだ。すでに対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」を手掛ける米オープンAIは東京での拠点開設を予定している。
ハ氏は「シリコンバレーで会社を始めても、50社のうちの1社でしかない」と話し、むしろ日本であれば埋没しないことも、創業地に選んだ理由のひとつとしている。
言語に内在する文化やデータのバイアスがAIのモデルに影響を与えるとして、日本語ベースのAIの重要性をハ氏は説く。「たとえそれが超高性能なものでなくとも、少なくとも企業が独自のAIモデルを保有する選択肢を持つことは理にかなっている」と話す。
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--取材協力:Rachel Metz.
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Natsuko Katsuki, Min Jeong Lee