今田美桜

　今期のNHKの朝ドラ「虎に翼」が好評だ。ところが、まだ2カ月近くも放送が残っているというのに、来年度の前期、つまり次作「おむすび」の次に放送される「あんぱん」が業界で話題になっているという。ヒロインの今田美桜（27）が霞んでしまうほど、脇を固めるキャストが豪華なのだ――。 【写真10枚】「まるで映画じゃん！」　“豪華すぎて二度見するレベル”の出演者たちを見る 　***

　ちなみに、次作「おむすび」は9月30日スタート。平成に元号が変わった最初の日に生まれた主人公の“ギャル”が、やがて栄養士となって現代社会が抱える問題を解決していくというストーリーだ。ヒロインは橋本環奈（25）。7月26日には緒形直人（56）やキムラ緑子（62）など“第4弾”となる出演者が発表されたばかりだ。 　一方、来年4月スタートの「あんぱん」は8月1日に“第5弾”となる出演者を発表。発表回数では「おむすび」を追い抜いてしまった格好だ。民放プロデューサーは言う。 「朝ドラは4月スタートの前期を東京の放送センター、10月スタートの後期を大阪放送局が制作しています。そのためライバル心も働くわけですが、『あんパン』のキャスティングは大阪制作の朝ドラを圧倒するどころか、民業圧迫とすら言いたくなるほど豪華です。第5弾で朝ドラ初出演となる二宮和也（41）が発表されたのにはびっくりしました」 「あんぱん」は絵本シリーズ「アンパンマン」の生みの親である漫画家・やなせたかし氏とその妻・小松暢氏をモデルにした、中園ミホ 氏が脚本を手掛けるオリジナルドラマだ。ヒロイン・朝田のぶ役に今田を起用することが発表されたのは今年の2月2日だった。 「今田は2021年前期の『おかえりモネ』以来となる朝ドラ出演で、歴代最多となる3365人の中からオーディションで選ばれました。もっとも、5月にニホンモニターが発表した令和のCM起用社数ランクングで今田は2位、4月期の『花咲舞が黙ってない』（日本テレビ）では主演と、すでに顔も名前も売れています。むしろ“新鮮味がない”という声すら上がりました」 　それをカバーしようとしたわけではないのだろうが、次から次へと豪華な出演陣が発表されているのだ。4月26日には、ヒロインの夫・柳井嵩役として北村匠海（26）が発表された。