ルーキー・田澤廉が快走!トヨタ自動車が貯金58秒に拡大 Honda・伊藤と旭化成・相澤の熱戦再来!区間賞はNTT西日本・小林/ニューイヤー駅伝
◇第68回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) ニューイヤー駅伝 3区通過順位をチェック! ニューイヤー駅伝が行われ、2区で首位に立ったトヨタ自動車が、3区(15.4km)でもルーキー・田澤廉の快走で独走態勢に入った。 田澤は強烈な追い風に乗って最初の1kmを2分38秒で入り、5kmを13分38秒、10kmを27分35秒で突っ走る。そして、最後までハイペースをキープし、2位のHondaとの差を58秒に拡大する力走を見せた。 2日前の会見では、12月10日の日本選手権10000mのレース中に腰に痛みが出て、「レース後1週間は痛みがあった」ことを明かしていたが、堂々たるニューイヤー駅伝デビューを果たした。 3位だったHondaの伊藤達彦に、旭化成・相澤晃が追いつき、並走を展開。大学4年だった4年前の箱根駅伝で花の2区でデッドヒートを繰り広げた“ランニングデート”の再現で沿道を沸かせた。残り1.5kmを過ぎて伊藤が突き放し、終盤にKaoの長谷川柊をかわして58秒差の2位に押し上げた。 Kaoが1分01秒差の3位、旭化成・相澤は1分06秒差で4位でタスキをつないだ。5位は黒崎播磨、6位はSGホールディングス。 NTT西日本の小林歩が23位から一気に7位まで押し上げる16人抜きの快走。駒大の後輩である田澤を抑えて区間賞に輝いた。8位にGMOインターネットグループが続いた。 12月10日の日本選手権10000mを27分09秒80の日本新で制した富士通・塩尻和也は中盤以降で伸び悩み、15位から3つ順位を落とした。
月陸編集部