定年した夫は趣味もなく家でゴロゴロ過ごす毎日…。「お金をかけず」楽しめる趣味はありますか?
定年を迎えて出勤する必要がなくなると、「することがなく家でゴロゴロしてばかりになってしまう」という人がいるかもしれません。 今回のケースのように、「夫に趣味がなく、手持ちぶさたで毎日を過ごしているのを目にする」という人も少なくないでしょう。このようなケースでは、配偶者として、新しく趣味を持ってほしいと思うかもしれません。 本記事では、定年後の過ごし方をテーマに、お金のかからない趣味をご紹介します。 ▼年金が「月10万円」で老後が不安…持ち家で「貯金」と「退職金」があれば大丈夫? 生活費を試算
約半数が配偶者の老後の過ごし方に不安を感じている
ストリートアカデミー株式会社が40代以上の既婚女性594名に行ったアンケートによると、50.5%の人が、配偶者の老後の過ごし方について金銭面以外の不安を感じています。また配偶者に、定年後のお金や過ごし方について定年前に考え準備をしておく「定年前活動」をしてほしい、と回答した人は68.8%にのぼりました。 その理由として、「家に籠って欲しくない。外に出る事や打ち込めること、楽しみをもってもらいたい」「家にいるよりは、社会とのつながりを持ってほしい」「生きがいがあるほうが健康的で長生きしてくれると思う」といった声がありました。(※ストアカ調べ) 今回のケースのように、配偶者が何もせずにただゴロゴロ過ごすことを望んでいない人は多いようです。
シニア世代のお金がかからない趣味
シニア世代が始められるお金のかからない趣味はさまざまあります。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。 ◆ウオーキングや散歩 ウオーキングや散歩はお金がほぼかからない趣味といえます。適切なシューズや衣服をそろえるくらいしか出費がなく、ほぼ無料です。 歩く場所は自分で決められます。最初は近所周り、慣れてきたら隣町までなど、目標を持って挑戦すると達成感を味わえるでしょう。歩くことで運動不足の解消や体力アップも期待できます。健康増進につながれば、医療費を抑えることにつながる可能性もあるでしょう。 また途中で近所の人と話したり、ウオーキング仲間ができて新しいコミュニケーションが生まれたりするなら、気持ちも爽やかになるかもしれません。ウオーキング以外にも、ランニングやエクササイズなど、体を使ったお金のかからない趣味はいろいろあります。 ◆料理 材料費はかかりますが、料理を習う人もいます。料理教室に行く方法もありますが、料金が気になる場合は、自宅でレシピサイトや動画などを活用するとお金がかかりません。あるいは自治体が主催するイベントを利用すると、500円など安い参加費でレッスンを受けられることもあるようです。 料理を趣味にすれば、自炊の幅が広がり、栄養を考えるきっかけになったり、ほかの人を喜ばせたりすることにつながります。また自炊が多くなって外食費が減らせるかもしれません。 ◆DIY 木や金属などさまざまな素材を使ってDIYを楽しむ人もいます。本棚や机を作ったり、ウッドデッキを修理したりなど、工作や修繕を趣味にできます。基本的な工具や素材をそろえるのにお金がかかるかもしれませんが、100円ショップで売っているものも少なくありません。 DIYを学ぶと自分で解決できることが増え、家具の購入や業者への修理依頼をせずに済んで節約になる可能性があります。また体力も使うため、体作りに資することもあるでしょう。 そのうち自分の作った作品をもとに、フリーマーケットなどに出店できるようになるかもしれません。そうなればやりがいを感じるとともに、お小遣い稼ぎにもなります。 ◆家庭菜園 自宅に土地があるか、近くに土地を借りられる場合、家庭菜園に挑戦できます。小規模であれば、基本的な農機具や種苗にかかるお金だけで、大きな出費はありません。 野菜や果物などを育てることで、生産の喜びを味わえるほか、食費の節約につながる可能性があります。野菜が高騰している時期も、自分で食べるものを自分で栽培することで買い物の量を減らせるかもしれません。
お金のかからない趣味は多くメリットも大きい
お金をかけずに楽しめる趣味は多くあります。今回は4つご紹介しましたが、ほかにも読書や山登り、ボランティア、筋トレなどさまざまな趣味があります。 お金がかからないだけでなく、節約や健康増進、新しい友人作りや達成感を得ることにつながる可能性もあるでしょう。 出典 ストリートアカデミー株式会社 「今から始める『定年前活動』」に関するアンケート調査(ストアカ調べ)(PR TIMES) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部