高木毅氏が福井2区の選挙区支部長に復帰 衆院選の公認可否は自民党本部が判断
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件による党員資格停止6カ月の処分期間を終え、10月4日に党員復帰した高木毅衆院議員(68)が福井2区の選挙区支部長に復帰したことが同日、複数の関係者への取材で分かった。15日公示される衆院選の党公認手続きとは別で、公認の可否は党本部が改めて判断する。 【動画】裏金事件で記者会見を開いた高木氏 支部長は選挙活動の拠点として小選挙区ごとに置く支部の責任者で、通常は現職の国会議員や次期衆院選の立候補予定者が就く。高木氏は旧安倍派の裏金事件を巡る同派事務総長としての引責により、4月に党員資格停止6カ月の処分を受け、支部長を解任されていた。関係者によると、高木氏は処分明けの4日に党本部から支部長に再任され、支部に関連する手続きを進めているもよう。 一方、党本部は裏金事件で処分を受けた議員について、次期衆院選は都道府県連の意向に沿って原則公認する案の検討に入った。党県連は6日の執行部会、7日の総務会で福井2区の公認問題について結論を出す方針。 2区の自民支持層からは裏金事件への批判がやまず、県連関係者の中には「処分が明けたからといって、そのまま公認するのは有権者の理解を得られない」との声がある。
福井新聞社