イタリアの映画監督パオロ・タヴィアーニが死去 カンヌ、ベルリンで最高賞を受賞
イタリアの映画監督パオロ・タヴィアーニが、2月29日に92歳で死去したと共同通信が報じた。詳しい死因は明らかにされていない。 【動画】パオロ・タヴィアーニが手がけた映画「遺灰は語る」予告編はこちら 1931年にイタリアのサン・ミニアートで生まれたタヴィアーニは、兄ヴィットリオ・タヴィアーニとともに数々の映画を監督。1977年に「父/パードレ・パドローネ」がカンヌ国際映画祭のパルムドールに輝き、1982年に「サン・ロレンツォの夜」で同映画祭のグランプリを受賞。2012年に発表した「塀の中のジュリアス・シーザー」はベルリン国際映画祭で金熊賞を獲得した。 2018年のヴィットリオ死去以降も単独で映画監督を務め、ノーベル文学賞作家の旅を描いた「遺灰は語る」を発表した。同作は、2022年のベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。日本で開催された「イタリア映画祭2023」ではQ&Aにオンラインで参加していた。 (情報提供:共同通信)