玉山将弥が1年半ぶりの再起戦で判定負け タイトル戦黒星から痛恨の3連敗
◆プロボクシング▽スーパーウエルター級(69・8キロ以下)8回戦 〇ヅアン・ファン(判 定)玉山将弥●(18日、後楽園ホール) 日本スーパーウエルター級1位・玉山将弥(30)=帝拳=が1年半ぶりの再起戦で判定負けした。元WBA中国ミドル級王者のヅアン・ファン(28)=中国=と対戦した玉山は、前に出てパンチを出し続けるヅアンの苦戦を強いられる展開。4回からは逆に前に出てプレッシャーをかけたが、お互い決定がないまま終了のゴングを迎え1―2で判定負けした。 「コツコツ当ててきてやりづらい相手だった。1ラウンド終わった後、セコンドから相手を下げさせるボクシングにしようと言われたが、突き放すパンチではなく、打ち返せるパンチを出してしまった」と肩を落とした。 21年12月に日本ウエルター級王者・小原佳太(三迫)に挑戦したが5回TKO負け。その約1年後の再起戦は格下相手に判定負け。昨年7月には古傷の左肘を手術し、万全を期して迎えた15か月ぶりの再起戦でもあった。「自分には後がない」と臨んだリングで、痛恨の3連敗となった。 戦績は玉山が14勝(8KO)5敗、ヅアン・ファンは7勝(4KO)1敗分け。
報知新聞社