長谷川優貴のエンニュイが、“きく”ことをテーマにした作品を再演
「エンニュイ『きく』」が6月18日から23日まで東京・アトリエ春風舎にて上演される。 【画像】エンニュイ「きく」チラシ裏(他1件) これは「CoRich舞台芸術まつり!2023春」のグランプリ受賞作の再演。誰かの話を“きく”ことをテーマに、その難しさなどを共体験する作品となっている。 上演に向けて脚本・演出を手がける長谷川優貴は「最近、言葉が溢れて聞き取れない感覚に陥る。『きく』ことによって、その話を背負う。この作品は、他者のことを想像し傾聴する様を可視化したパフォーマンス。聞く・聴く・訊く・効く・利く物語は、母親が癌になってしまったという悲しい出来事を語る男性から始まる。出演者たちが織り成す空間と共に、観客自身が想像力を働かせ、自己の経験を重ね合わせたり、思考がズレたりすることを体験する。この作品は、いわゆる、演劇と言われているもの、思想や物語を魅せる、そういったものよりも、もっとシンプルでかつ複雑でお客さんに寄り添ったものだと思います。CoRich舞台芸術まつり!にて本作品がグランプリを受賞しその特典として再演の機会を頂きました。この機会にぜひ沢山の方々に体験していただきたいです。会場で一緒に話を聞きましょう。ぼーっとしてもいいし、寝てもいいです。聞き方は自由です」とコメントした。 ■ エンニュイ「きく」 2024年6月18日(火)~23日(日) 東京都 アトリエ春風舎 □ スタッフ 脚本・演出:長谷川優貴 映像:高畑陸 □ 出演 市川フー / zzzpeaker / 二田絢乃 / 浦田かもめ / オツハタ / 小林駿 / 高畑陸 ※U-25チケットあり。15歳以下無料。