国土地理院と古書店通いが日課!?廃道マニアのプライベートに密着 日本一の石段を誇る3333段の「釈迦院御坂遊歩道」も
ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は特別企画!全国800か所以上の道を巡ってきた道マニア歴18年の石井あつこさんのプライベートに、密着取材させてもらいました。
国土地理院で地形図を確認 古書店巡りも日課
石井さんのご自宅にお邪魔すると、壁一面の本棚には本がぎっしり。 (道マニア・石井あつこさん) 「ここが私の書斎。厳選して大好きな本達を置いています」 道路マップや、地図・地名に関する本、昔の街道や峠道の記録、廃道にまつわる本など、500冊以上の本が並べられています。また壁には、「草軽電気鉄道の路線図」や、大正5年の「(栃木県)足尾町の商業案内便覧図」も貼られており、マニアックぶりが垣間見られます。 番組スタッフは、さっそく石井さんに付いて東京都千代田区の九段下へ。辿り着いたのは、「国土地理院 関東地方測量部」。国土の測量をして日本の地図を作成する機関で、誰でも明治時代以降の地形図を閲覧し、コピーすることができます。 (道マニア・石井あつこさん) 「ここで、旧版地形図を閲覧したい。普段は自宅で最新の地形図を眺め、昔はどういう経路だったのかここで確かめたりする」 石井さんは新旧の地形図を見比べて廃道を探しているそうで、「地形図も机上の廃道探索としてかかせない」と言います。 また、神保町の古書店街で地形図探しをするのも日課なのだそう。古書店でしか手に入らない古い旧版地形図の原図を購入したり、道路がのった絵葉書から実際に廃道を探したりするのが面白いのだとか。
人生の転機になった廃道との出合い
もともと読書が好きだった石井さんは中学生の頃、興味を持った駅名や地名をきっかけに、気になったことを調べて知識を得ることの楽しさを知ったそう。そして、大人になると車の運転にハマり、秘湯巡りをしていた時期もあったのだとか。しかし、何か物足りなさを感じていた中、廃道に出合ったことが今の石井さんを形成する転機に。 (道マニア・石井あつこさん) 「誰かの想いや歴史があると知ったらハマってしまい、かつ冒険欲とか運転したい気持ちも満たしてくれる」 退廃的なビジュアルの魅力や知識欲を満たしてくれる道の歴史など、人生に求める全てを与えてくれたのが廃道だったのだとか。以来18年間、廃道巡りをしてきた石井さん。廃道が好きすぎて、ロケでゲストに挨拶する際は、"廃道"にかけて「"はい、どう"も」から始めることを心がけていたことも明かしてくれました。