オリックス・古田島成龍 先発転向で気持ち新たに「少しでも勝利のピースにはまれば」/わがチームの“○○王”
タイトルこそ逃したが“新人王”に相応しい活躍を見せつけた。古田島成龍が激動のプロ1年目を駆け抜けた。「僕よりすごい選手たちばかりを相手に開き直って、純粋に楽しんで投げられてはいた。そこは良かったかなと思います」と、笑顔で振り返った。 【選手データ】古田島成龍 プロフィール・通算成績 12月2日に大阪・舞洲の球団施設で行われた契約更改交渉では今季の年俸700万円から5倍アップの3500万円でサイン(金額は推定)。会見では白い歯を見せた。 昨秋のドラフト会議で6位指名されて日本通運から入団。新人年の今季は50試合に登板して、2勝1敗、防御率0.79の好成績を残し、首脳陣の信頼を勝ち得た1年となった。ただ、すでに来季は首脳陣から先発転向を通達されており「若いうちしか先発ができないと思っている。本当に挑戦できるだけ幸せなことだと思っています。来年も、もっと頑張って、少しでも勝利のピースにはまればいいのかなと思っています」と強く意気込む。 さらに、背番号も変更する。1年間着けた『97』から『35』に変更。今季限りで現役引退した比嘉幹貴(来季から一軍投手コーチ)の『35』を引き継ぐ形となり、「すごく光栄なこと。1日、時間もらって、いろいろかみ砕いて考えた結果、変更しようという形で。フレッシュな気持ちでやりたいです」と力を込めた。 狙うは2年ぶりとなるリーグの頂点で「正直、負けるのは僕は嫌なので、どんどん勝っていって日本一になれるように頑張ります」と語気を強めた。 写真=BBM
週刊ベースボール