松坂桃李主演の日曜劇場『御上先生』に名優ずらり 追加キャスト8人解禁
松坂桃李が主演を務める2025年1月期の日曜劇場『御上先生』(TBS系 毎週日曜 午後9時)に、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝の出演が決定した。 【写真】松坂桃李演じる主人公・御上孝 松坂が演じるのは、東大卒のエリート文科省官僚の御上孝(みかみ・たかし)。ある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になった御上だが、現実はほど遠いものだと気づく。「考える」力を身に付けるための教育改革も名ばかりで、日本の中枢は改革どころか、自分たちの保身ばかりを考えている。さらには子供たちが未来を夢見る教育現場までも、大人の権力争いの道具に成り下がっていることに気づいていく。 そんな中、新たに設けられた官僚派遣制度によって御上に私立高校への出向が命じられる。実質、エリート官僚にくだされた左遷人事。しかし御上は、制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声を挙げ、制度の内部からぶっ壊せばいいと自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。 完全オリジナルストーリーとなる本作の脚本を担当するのは、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど演劇界に主軸を置く詩森ろば。詩森は松坂が主演した映画「新聞記者」で、第43回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞するなど近年映像作品にも挑戦し、本作で初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当する。また、『アンチヒーロー』(2024年)、『VIVANT』(2023年)、『マイファミリー』(2022年)、『ドラゴン桜』(2021年)など、近年話題となった日曜劇場作品を担当してきた飯田和孝がプロデューサーを務める。 このたび、松坂演じる“官僚教師”の御上と、御上が担任を務める出向先の「隣徳学院」3年2組の生徒29人に深く関わる役どころで、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝の出演が決定した。 『ごめん、愛してる』以来7年ぶりの日曜劇場出演となる吉岡里帆が演じるのは、隣徳学院3年2組の副担任・是枝文香。熱心で生徒からの信頼も厚い国語教師だが、文科省から御上がやってきたことで大きな影響を受けることになる。 『VIVANT』では松坂が演じた別班・黒須との共演シーンが話題となった迫田孝也が演じるのは、隣徳学院3年の学年主任・溝端完。実は国家公務員試験に落ちた経歴を持つ。そんなところへ、エリート官僚の御上が赴任してくるので、当然面白くない。果たして御上に対して何を思い、どう接していくのか。 12年ぶりの日曜劇場出演となる臼田あさ美が演じるのは、保健室で生徒や時には是枝など教師たちの心のケアを行う養護教諭の一色真由美。過去の作品で夫婦役を演じた松坂との掛け合いにも注目だ。 『VIVANT』に続き2作目の日曜劇場出演となる櫻井海音が演じるのは、御上の文科省の後輩・津吹隼人。国を変えるために官僚になったはずなのに、やっていることは…。働く若者の葛藤を体現する津吹を櫻井がどう演じるのか。 『アトムの童』『VIVANT』『アンチヒーロー』など近年日曜劇場への出演を重ねる林泰文が演じるのは、神出鬼没な男・中岡壮馬。果たして、彼はどんな人物で、御上たちにどんな影響を及ぼすのか。 及川光博が演じるのは、御上の上司で、文科省初等中等教育局局長・塚田幸村。御上の隣徳学院への赴任を後押しした人物だ。 主演を務めた『グッドワイフ』以来5年ぶりの日曜劇場出演となる常盤貴子が演じるのは、元隣徳学院の教師・冴島悠子。ある出来事がきっかけで学院を去り、現在はコンビニでパートとして働いている。一体何が彼女に起きたのか、そして物語にどんな影響を及ぼすのか。 『天国と地獄~サイコな2人~』以来4年ぶりの日曜劇場出演となる北村一輝が演じるのは、隣徳学院の理事長・古代真秀。隣徳学院を新設し、一代で東大入学者数が県内ナンバーワン進学校まで創り上げた。生徒たちとも気さくに接する一面を持ち、世間では理想的な学校経営者として認知されている。 <プロデューサー・飯田和孝 コメント> 子供は大人の下に存在する、学生は大人の管理下にある、もちろん安全面など大体において正しいと思うのですが、欧米に比べてこの管理意識が異様に高いのが日本なんだそうです。18歳から成人とされたにもかかわらず、この構図は変わる気配はありません。そしてこの構図が、「人のせいにする大人」を生み出しているとさえ言われています。 このドラマで、御上先生に影響を受けるのは、29人の生徒だけではありません。登場する大人たちも、御上先生の「考えろ」という言葉に突き動かされていきます。学校、文科省、さまざまな場面で、御上先生の言葉を感じ、変化していきます。大人たちが、自分の弱さを認め、考えて、変化しようとする時、生徒と同じように大人も成長していきます。社会が抱える問題、私たち大人が見て見ぬ振りをしてきた問題に、この登場人物たちが向き合わせてくれます。 撮影が始まって二か月弱、大人キャストの生徒を見る目は、子供に対しての目ではありません。一緒にシーンを構築していく俳優部として、切磋琢磨する仲間として、その場にいます。時にアドバイスを、時に場を和ませてくださる皆さんと生徒のシーンは、緊張感と温かさとが入り混じっている不思議な感覚があります。 『御上先生』で生徒たちを輝かせる大人たちの弱さや葛藤、嫉妬、執念、さまざまな感情に、自身を投影して、共感していただけたらうれしく思います。 <第1話あらすじ> 文科省官僚の御上孝(松坂桃李)は私立隣徳学院3年2組の教壇に立っている。29人の生徒を前に、御上の授業が始まる。その場にいる29人の生徒は、それぞれの想いをもって、向き合っていくのだが、御上が投げかけるある問いが波紋となり、生徒たちをつき動かすことになる。
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