【バレー】首位パナソニックと世界クラブ銅サントリーが直接対決でパナソニックが完勝 大塚達宣「試合を通して全員が強い気持ちでプレーできた」大宅真樹「前回の舞洲からSNSで発信してお客さんが増えたことはとても嬉しい」V1男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISION1MENは3日、おおきに舞洲アリーナで試合が行われ、首位パナソニックと2位で世界クラブ銅メダルのサントリーが直接対決という注目の一戦となった。 サントリーサンバーズのホームゲームでBリーグの大阪エヴェッサとの共催ゲームとなったこの試合は、ストレートでパナソニックが勝利した。 どのセットも激しい競り合いとなったが、サントリーの山村監督もパナソニックのティリ監督も「1セット目をとられた(とった)ことが試合を決めた」という。 1セット目終盤に山内晶大のサーブとなったところでセッター深津英臣にかえて西山大翔を投入。西山がうまくトランジションアタックを決めて流れがパナソニックに。また、パナソニックは守護神山本智大とジェスキートーマス、大塚達宣の両サイドがサントリーの強いサーブをあげ続け、サイドアウトを切っていった。ジェスキー、大塚、西田のスパイク決定率はいずれも70%以上とサイドアタッカーとしては非常に高い数字を叩き出した。 西田有志も第1セットはサーブが入らなかったが、2セット目中盤以降から持ち味のビッグサーブでエースを連取。西田いわく「(サーブの)トスを途中で少し修正しました」とのこと。 VOMに選ばれた大塚は「全員が強い気持ちを持ち続けたことで、厳しい競り合いに勝てた。明日はまたサントリーさんも修正してくると思うので、今から準備したい」と振り返る。キーポイントとなった西山は「前回出してもらったときにはシャットされてしまったので、高い打点で打ち抜くことを心がけていました」。
サントリーの大宅は「前回舞洲で試合があったときにお客さんが少なくてSNSで発信したところ、いろいろな反響があって運営とも話し合う機会を持てました。そこにいきすぎるのではなくお互い信頼しあって任せるところは任せ、僕は見に来ていただく方にいいプレーを見せたい。観客の方がたくさんいることは間違いなくモチベーションになります。今日は相手がパナソニックさんだったからかもしれませんが、前回よりたくさんの方にきていただいてとても嬉しかったです。パナソニックさんはやはりとても強く、映像を見て研究します」と明日に向けて抱負を述べた。 小野寺太志は「山内さんとはずっと長く代表で一緒にやってきてお互いの癖も全部わかっているので、もちろん負けたくない気持ちはあります。今日は僕が1本止めたのかな。ただそれ以上に山内さんにやられてしまったので、明日はチームとともに勝ちます」と宣言した。 ◆V1リーグ順位2/3 1 パナソニック 勝率0.96残13☆ 2 サントリー 勝率0.83残13 3 WD名古屋 勝率0.75残12 4 JT広島 勝率0.71残12 5 堺 勝率0.58残12 6 東レ 勝率0.46残12 7 東京GB 勝率0.33残12 8 ジェイテクト 勝率0.29残12 9 ヴォレアス 勝率0.08残12 10 VC長野 勝率0.04残12