「尊敬すべき」「不偏不党に差配」立民・安住淳衆院予算委員長を自民・井上信治氏が礼賛
10日の衆院予算委員会で、自民党の井上信治元万博相が立憲民主党の安住淳予算委員長の差配ぶりを持ち上げる場面があった。「ヤジへの対応や質問時間の超過など、厳しくご指導いただき、不偏不党、中立公正に差配していただいている」とほめちぎった。 安住氏は11月、30年ぶりとなる野党の予算委員長として就任した。今月5日の予算委では自民党や立民の議員が質問時間を超過した際、それぞれ厳しく注意していた。 井上氏は安住氏について、「大変経験豊富で、本当に円熟した、尊敬すべき政治家だ」とも語った。少数与党として厳しい国会運営が続く中、安住氏が政局を意識したような委員会運営に転じないよう、暗に求める狙いもあったとみられる。 井上氏は予算委の与党筆頭理事を務めており、カウンターパートである立民の山井和則野党筆頭理事についても「連日(予算委運営を協議する)筆頭間協議を誠実に対応してもらっている。今のところ、順調にやらせてもらっているが、ぜひお願いしたい」と強調した。石破茂首相に対しても「国会答弁を誠実に対応してもらっている」と語った。