期日前投票多く勝敗判明に数日かかる可能性…アメリカ大統領選挙、前回選は投票日から4日後
【ワシントン=池田慶太】今年の米大統領選は郵便投票を含めて期日前投票を利用する有権者が多い。集計に時間がかかると予想され、最終的な勝敗が判明するまで数日を要する可能性がある。 【地図】一目でわかる…全米の開票状況
2020年の前回選では、AP通信などの主要メディアは投票日から4日後に民主党のジョー・バイデン氏の当選を報じた。コロナ禍で集計に手間のかかる郵便投票が増え、確定に時間を要したことが大きい。
今年は20年並みに対面・郵送による期日前投票が多い。投票状況を分析するフロリダ大選挙ラボによると、5日午後の時点で8500万人超が投票を済ませた。一部の州では、投票日(5日)まで期日前投票の集計を禁じる州法が施行されており、集計が再び遅れるとの見方もある。
このほか、海外の有権者や海外駐留の軍人からの投票用紙の集計が遅れることもある。際どい接戦となる州ではこうした票を含めるまで結果が判明しない展開も予想される。