「人の目が気になったし、恥ずかしかったのでパラ出場は考えていなかった」眞田卓選手の車いすテニスとの出会い
チームジャパンの柱として
パリ大会に出場すれば4度目のパラリンピックとなる。「ここまでキャリアを積んで来て、成績は上向いています。これまでより上を狙います!」連戦の影響で肘に怪我も抱えているが、「ここまで逆境が自分を成長させてくれました。 怪我をしたときも、その後さらに強くなってきたんです。だから今の怪我も次のステップに何かよい影響を与えてくれるはずって、期待しています」その目は輝いている。 「国枝さんが引退して、自分が年長者としてチームを引っぱっていく責任も感じます。パリではリーダーとして、チームに貢献したいと思います」若手選手の台頭や技術の進化に、「新しい時代のテニスだ」と感じながらも、自身の14年間の経験と技術でパリパラリンピックに挑む。 その姿には、現代のサムライといった風格が感じられた。 取材・撮影/越智貴雄[カンパラプレス]
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