相撲でつながる能登を支援 クラブの子ども「少しでも生活が楽になれば」 物資募り、金沢の中学に届ける
長野県飯田市の相撲クラブが能登半島地震の被災地に物資を送っています。能登は毎年出場する大会の開催地で、金沢市の中学校にはクラブ出身の相撲部員も在籍。相撲でつながる能登を支えたいとしています。
次々と積み込まれる段ボール箱。中は食料品や水トイレットペーパーなど。 松尾相撲クラブの子どもたちや保護者が中心となって集めたものです。 送り先は、金沢学院大学附属中学校の相撲部。クラブ出身の塩沢巧基さん(2年)と宮沢颯斗さん(1年)が所属しており、中学校を通じて珠洲市や七尾市の被災家庭に届けてもらっています。 発送は28日で3回目。塩沢さんの父親・茂俊さんが物資の運送を買って出ました。 塩沢茂俊さん: 「困っている、被災した人にたくさんの支援物資を集めていただきありがとうございます。無事に届けてきます」
積み込みの後は稽古です。 石川県は相撲が盛んで遠藤などの出身力士が活躍中です。 松尾クラブの子どもたちも毎年、珠洲市で行われる大会に参加しており、相撲でできた「縁」を大切にし、息の長い支援を続けたいとしています。
クラブの子ども: 「この支援で少しでも生活が楽になってくれるとうれしい」 「少しでも元の生活に戻ればいいなと思ってやりました」
松尾相撲クラブ・清水里香コーチ: 「今回の支援が1回で終わる『点』ではなく、継続してつながる『線』になるような支援にしていきたい」
長野放送