【中国】7~9月のスマホ出荷、中国勢のシェア上昇
調査会社カナリスが14日発表した2024年第3四半期(7~9月)の世界スマートフォン出荷台数は前年同期比5%増え、4四半期連続でプラスとなった。出荷台数3~5位がいずれも中国メーカーで、3社の合計シェアは32%だった。前年同期から1ポイント上昇した。 中国勢のシェアは、小米科技(シャオミ)が1ポイント上昇の14%、OPPO広東移動通信(オッポ)が1ポイント下落の9%、維沃移動通信(vivo、ビーボ)が1ポイント上昇の9%だった。 24年第2四半期(4~6月)まで5四半期連続で5位以内に入っていた深セン伝音控股(トランシオン・ホールディングス)はトップ5から脱落した。 シェア首位は韓国サムスン電子で、3ポイント下落の18%。2位の米アップルは1ポイント上昇の18%だった。 カナリスによると、アップルの出荷量は同期として過去最高の水準で、「iPhone(アイフォーン)15」の需要が根強かった。9月に発売した新機種「iPhone16」は、生成人工知能(AI)サービス「アップルインテリジェンス」が現時点で英語にしか対応していない。だが、今後は対応言語が増える見通しで、25年上半期(1~6月)も旺盛な需要が期待できるという。