「小さい子たちにも知ってもらいたい」地元中学生らが受け継ぐ正月の伝統行事「吉兆神事」 支援保存会を表彰
島根県出雲市大社町に伝わる正月の伝統行事「吉兆神事」。地元では「吉兆さん」として親しまれています。 地元の大社中学校では生徒らが後継者育成につながる活動を自発的に取り組んでいて、7日、島根県教育委員会から表彰を受けました。 【写真を見る】「小さい子たちにも知ってもらいたい」地元中学生らが受け継ぐ正月の伝統行事「吉兆神事」 支援保存会を表彰 笛や太鼓の鳴りものでにぎやかに町を練り歩く出雲市大社町の伝統行事「吉兆神事」。 県教委から優良少年団体表彰を受けたのは大社中学校生徒吉兆支援保存会です。 表彰式では保存会のメンバーで大社中学校2年の伏井いろはさん、喜田煌太朗さん、1年の三原渚紗さんと指導者など7人が、教育長から表彰状を受け取りました。 2018年4月に結成された支援保存会は、現在約70人で構成されています。 会では中学生らが地域の指導者のもとで県指定無形民俗文化財でもある「大社町の吉兆神事」の後継者育成につながる活動を行っていて、生徒が自発的に文化財の保護継承に取り組んでいることなどが今回の表彰につながりました。 大社中学校生徒吉兆支援保存会 中学2年 伏井いろはさん 「すごくありがたい。私の後輩やもっと小さい子たちにも知ってもらいたいと思う」 生徒たちは1月11日、受け継いだ「吉兆さん」を出雲大社に奉納する予定です。
山陰放送