マカオの町並み（資料）＝2023年8月、マカオ半島東望洋新街にて本紙撮影

　マカオ政府統計・センサス局が10月25日に公表した資料によれば、今年（2024年）9月の総合消費者物価指数は前年同月から0.59%の上昇だった。前月から0.09ポイント下落で、2ヶ月連続の縮小。今年9月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期（2022年10月～2023年9月）から0.98%上昇。 　前年同月の価格指数との比較で比較的上昇幅が大きかったのは、その他商品・サービス（+2.74%）、レジャー・文化（+1.76%）、医療（+1.67%）で、外食費とLPガス費用の値上がりに伴い、食品・ノンアルコール飲料（+0.89%）と住宅・燃料（+0.69%）についても上昇。一方、交通（-3.51%）と家庭設備・サービス（-0.50%）は下落に。 　今年9月の総合消費者物価指数は前月から0.09%下落。夏休みシーズンが終わり、航空券価格とパッケージ旅行ツアー価格が下がったことで、交通（-2.25%）、レジャー・文化（-0.98%）が下落。衣類・履物（-0.92%）も下落に。一方、その他商品・サービス（+1.13%）と教育（+0.54%）は上昇、野菜小売価格と外食費の値上がりにより、食品・ノンアルコール飲料（+0.11%）は上昇。 　今年9月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.98%上昇。このうち教育（+4.65%）、衣類・履物（+3.02%）が顕著な上昇。交通（-2.99%）は下落に。 　今年第3四半期（7～9月）の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.72%上昇。今年1～9月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.89%上昇。