【津ボート・GⅠ周年記念】島村隆幸が粘っこさ発揮中
<7日・津ボート・2日目> 【記者コラム・深堀慎一郎の「興味慎々」】 牙はもがれた状態かもしれない島村隆幸だが、どうにか食らいついている。2節前の一般戦で痛恨の勇み足。それでも、前節のまるがめのSGメモリアルでは準優入りにこぎ着けた。そしてこのGⅠ戦も、2日目まで3戦2勝の好ペースという活躍ぶりだ。 2節前の一般戦というのは、からつだった。ちょうど私も取材に出向いた開催で、その後に続く特別戦線への弾みになればいいなと期待を込めて見守っていたが、まさかFとは想像外。本人も頭を抱えるばかりだったあの姿を思い出すと、その直後の2節でここまで粘り強く走ってくれるとは…。好Sからの強攻ばかりではない、新たな島村像を見せてもらっている気分だ。 「フルダッシュでSを行けないもどかしさはあるけど、今節も何とかしのぎます」 賞金は17位。昨年はあと少しで届かなかったグランプリ入りが、今年こそかなうかの正念場。賞金レースでも粘り強さを見せたい。 ▼3日目11R 島村隆幸にはまずまずの出足がある。しぶとく展開を突いて舟券絡みへ。1-5=234、4-5=12。 ▼3日目12R 山口剛もF持ちながら奮闘中。2着まで届かせるなら配当は上がる。1-5-全。