「100年に一度の大規模再開発」は渋谷だけではない!駅リニューアル、タワマン建設など変貌遂げる「中野」の将来性
■ 駅近に建設されるタワマン「パークシティ中野」の最多価格帯は1億5000万円 そして、その新生中野駅の駅近に建設されるのが、超高層ツインタワーを中心とするマンションの「パークシティ中野」だ。 前出の「中野駅周辺まちづくり事業一覧」にある、「囲町東地区」の市街地再開発事業がそれで、商業棟の「中野M-SQUARE」と、2棟の高層住宅から成る。中野駅からは徒歩6~8分の場所に位置するが、2030年度にペデストリアンデッキ(高架型の歩道)で中野駅と直結され、徒歩時間は4~5分に短縮される。一部屋根がかからない範囲もあるが、雨にぬれずにJRや東京メトロを利用したり買い物ができたりと、より便利になる。 ツインタワーは、「ザタワーエアーズ」が地上24階・地下2階建て、「ザタワーブリーズ」は地上20階・地下1階建てだ。総戸数は2つのタワーを合わせて807戸で、地権者住戸などを除いた一般販売対象住戸は401戸となっている。第1期の販売開始は2024年7月中旬を予定している。 7月からの第1期販売は、2LDK~3LDK、専有面積54.80m2 ~125.12m2 の100戸が対象で、価格は1億2000万円~4億円まであり、最多価格帯は1億5000万円となっている。 坪単価にすれば、700万円~750万円ほどだが、全て1億円以上の高額物件とはいえ、立地の良さや、物件内容の充実などから高い関心を集めており、売り主である三井不動産レジデンシャルでは、「モデルルーム見学の予約が取りにくい状態が続いている」としている。申し込みが始まれば即日完売、抽選となって、数倍の倍率になるのは間違いないところだろう。
■ パークシティ中野が人気を集めそうな「4つの理由」 パークシティ中野が人気を集めそうな理由として、三井不動産レジデンシャルでは、次の4点の特徴を挙げている。 (1) 中野駅からペデストリアンデッキで接続される 2030年度にペデストリアンデッキが完成すれば、信号のないフラットアプローチで接続されるため徒歩時間を短縮でき、駅や公共施設へのスムーズなアプローチにより、駅周辺の回遊性が高まる。 「パークシティ中野」の配置計画にも豊かな緑が盛り込まれていて、隣接する「中野四季の都市(まち)」とつながる広大な緑地空間が形成される。 毎日の暮らしをサポートするオフィス・商業棟の「中野M-SQUARE」と直結する。大型スーパー、各種飲食店、物販店などが入り、生活利便施設が充実。 (2) 偶発的な出会いや発見を楽しむ多彩な共用部 総戸数800戸を超える大規模マンションだけに、共用部が充実している。ホテルライクなエントランスホール・ラウンジ、ゲストルーム、パーティールーム、フィットネスルーム、屋上テラスなどが揃っている。 (3) さまざまなライフスタイルに対応した住戸専用部 街区南側にはJR中央線などが走っていて、眺望を遮る建物がなく、日当たりの良さ、開放感が保証されている。それを活かす南向き住戸は間口の広いワイドスパンで、リビングダイニングの最高天井高は2.65mで、専有面積以上のゆとりを感じることができる間取りプランとなっている。 一般販売住戸401戸に対して、105タイプのプラン、間取りも1DKから4LDKまで豊富なバリエーションが用意されている。 また、東京ガス、パナソニックと共に開発した「熱交換気システム・AIR TES」を全戸に採用している。機械換気によって外気を室温に近づけて室内に取り入れるシステムなので、室内の温度変化を抑制し、省エネ、光熱費の削減につながる。例えば、外気が0度であっても、室温に近い温度で外気を室内に取り込むことができるそうだ。 (4) 安全・安心、環境に配慮した先進の住まい 建設地は強固な地盤の武蔵野台地の中央に位置し、海抜約40mであり、地盤沈下や地震の揺れ、液状化のリスクが小さいエリアにある。しかも、免震構造が採用されているので高層部でも揺れが小さく、安心して快適な生活を送ることができる。