アシッド・ジャズの祖“ガリアーノ”、約30年ぶりの新作アルバムを発表
アシッド・ジャズの祖“ガリアーノ”(Galliano)が、ジャイルス・ピーターソンの「Brownswood Recordings」より約30年ぶりとなる新作アルバム『Halfway Somewhere』を8月30日にリリースしました。 1997年作『Live at The Liquid Room (Tokyo)』以来となる本作は、バンドが音楽的な地盤を引き続き打ち破り、彼らの全盛期と同様にエキサイティングで新鮮な音を響かせた快作に仕上がっています。 1990年にジャイルス・ピーターソンの「Talkin’ Loud」レーベルから、クリス・バングス(Acid Jazzという用語を考案した人物)がプロデュースした『Welcome to the Story』で登場したガリアーノは、90年代初頭のアシッド・ジャズ・シーンの旗手として知られますが、実際にははるかに多面的で複雑なバンド。彼らはその時代を象徴すると同時に、詩、アストラルジャズ、コズミックファンク、意識的なソウル、ダブレゲエ、そしてダンスフロアのリズムを融合させた予見的なコラージュを生み出してきました。長年の支持者であるジャイルス・ピーターソンは「彼らはクラブとジャズ文化の間に本当の繋がりを最初に作り出したグループであり、その後、The Comet is ComingやEzra Collectiveなどが含まれるスペースを切り開いた最初のグループだ」と語っています。 アルバムには、BBC Radio 6とJazz FMから大きな支持を受けたシングル「Circles Going Round The Sun」、エディ・チャコンの2020年のレコードのタイトル曲「Pleasure, Joy & Happiness」のカヴァー、ディスコとソウルの要素を無理なくミックスし、活気に満ちた4分半を生み出した「In The Break」など19曲を収録。バンドリーダー兼リードヴォーカリストのRob Gallagherと彼のパートナーであるヴォーカリストのValerie Etienneは、Gallianoの長年のメンバーであるErnie McKone(ベース)、Crispin Taylor(ドラム)、Ski Oakenfull(キーボード)と共演しており、ゲストにはサックス奏者Jason YardeやパーカッショニストのCrispin ‘Spry’ Robinsonが参加しています。