山寺の土産物店商品に若者のアイデア 山形商業高生徒がプレゼン
山形市の山形商業高(地主佳子校長)の3年生が山寺の土産物店「ふもとや」(遠藤定治社長)と連携し、商品の企画開発に取り組んでいる。30日にプレゼンテーションを行い、高校生ならではの発想でユニークな商品やサービスを提案した。 「商品開発と流通」の授業で生徒77人が取り組んでいる。同店若女将の後藤麻衣さん(39)が講師となり、8月に山寺で市場調査を行い課題や魅力を探ったほか、後藤さんの講話を通し山寺の取り組みについて理解を深めてきた。 生徒たちはグループごとに、企画した商品やメインターゲット、販売戦略などを発表。松尾芭蕉の名句にちなみ、セミの形をしたチョコを提案した情報科の永登拓海さん(18)は「市場調査で山寺の魅力や課題を知ることができた。商品化されたらうれしい」とし、そば団子を企画した総合ビジネス科の中川栞那(かんな)さん(17)は「消費者目線と事業者目線で考えるのが難しかった」と話した。
同店は生徒たちの提案を基に商品化の可能性を探るという。