FA宣言もまさか…他球団オファーがなかった歴代選手(2)FA再挑戦で”巨人入り”
シーズンオフに大きな話題を集めるのが、フリーエージェント(FA)市場だ。2024年オフには甲斐拓也、九里亜蓮らが国内移籍を決断した。多くの選手が他球団移籍を実現させてきたが、獲得球団が現れないケースも少なくない。そこで今回は、FA権を行使するも、他球団からオファーがなかった歴代選手を紹介したい。
金城龍彦
・投打:右投両打 ・身長/体重:177cm/82kg ・生年月日:1976年7月27日 ・経歴:近大付高 - 住友金属 ・ドラフト:1998年ドラフト5位 2014年オフにFA権を行使し、読売ジャイアンツへの移籍を果たした金城龍彦。2010年オフにもFA宣言したが、当時は獲得オファーがなく残留となった。 住友金属時代には投手として活躍したが、プロ入りを機に野手へ転向。プロ2年目の2000年に打率.346、3本塁打、36打点とブレイクし、首位打者と新人王に輝いた。 2005年には打率.324、12本塁打、87打点の好成績を残し、翌2006年3月に開催された第1回WBCでは日本代表に選出。世界一に尽力した。 しかし、2010年は96試合の出場で打率.208と低迷。同年オフに国内FA権を行使したが、獲得球団が現れず、チームに残留することとなった。 翌年以降は3年連続で100試合以上に出場していたが、38歳を迎えた2014年は90試合の出場で打率.200と寂しい結果に。 コーチ就任要請を受けたこともあり、同年オフに海外FA権を行使。巨人への移籍が決まったが、移籍初年度は36試合の出場にとどまり、同年限りで現役を引退となった。
ベースボールチャンネル編集部