【韓国ドラマ】衝撃のラスト!見始めたら、絶対止まらない「サスペンス」
エクラの美容記事でもおなじみのライター・山崎敦子がお届けする韓流ドラマナビ。「パラサイト 半地下の家族」でソン・ガンホの息子役を演じ、今や人気の演技派俳優チェ・ウシクをフューチャー! 【写真】50代女性に超おすすめ「韓国ドラマ」
木製の角材とふにゃふにゃのゴムの棒。どっちが強い?と聞かれたら、なんとなく木製の角材と答えてしまいそうじゃありません? 確かに叩かれたら角材の方が痛そうにも思えますが、ゴムの弾力を目一杯使えば一見柔らかそうに見えるゴム棒だって角材に負けないダメージを与えられるかもしれないし、首を絞めれば人だって殺せちゃうかもしれないし、ポキッと簡単に折れてしまう角材と違って、折っても引っ張ってもそうそう壊れそうにないし……。 ■あの「パラサイト」で一躍有名に。放っておけない不思議な吸引力! ということで、チェ・ウシクです。目から鼻に抜けるようなイケメン、というよりはどこにでもいそうなお顔立ち(個人的見解です)。ではありますが、あの一重まぶたに収められたつぶらな瞳のせいなのか、ぷっくりおちょぼ口のせいなのか、ありきたりのイケメンよりもむしろ放っておけない気がしてならない不思議な吸引力。 かのアカデミー作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」でソン・ガンホの息子役を演じて以来、すっかりワールドワイドな人気俳優となったウシクですが、一見すると気弱な小動物としか思えない、ふんにゃりゴム棒のようなやわな感じがあるのに、その内には本人も知らない得体の知れない魔物が棲んでいて、何かあるとバンといつもの平凡な顔が破裂してその正体を顕にするんじゃないか……的な、途轍もない危うさがあるとでもいいましょうか。
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ポン・ジュノ監督によれば、「パラサイト~」のあのお役は、ウシクの当て書きだったそうで、そういえば、映画の冒頭で能天気な金持ちボンボンのパク・ソジュンが、こいつなら絶対に安全そうと、自分が下心持ってる女子高校生の家庭教師の代わりをウシクに頼んで渡米するシーンがあったけど、バカだなあソジュン、実は誰よりも危険なのがウシクなのになあ……と、きっと誰もが思ったのではないでしょうか。案の定、女子高校生はウシクにまんまと……。恐るべしウシク。悪いこと出来なさそうな普通の体をして何やるかわかんないぞ的な。しかも、そんな時でさえ漂うそこはかとない可哀想オーラ。 ■いい人役も悪い人役も、“いつも自然体”というチェ・ウシクの凄み 家族と共に移住していたカナダで演出の勉強をしていたところ、友人から韓国では一重まぶたのスターが多いと勧められてオーディションを受けに渡韓したのがデビューのきっかけ。その後、鳴かず飛ばず同じような役ばかりやっていたようですが、’14年の映画「巨人」で頭角を表し(本人的にはこの映画で上手くいかなければ俳優を引退するつもりだったらしい。by 韓国のトークショー番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK」)、ポン・ジュノに見出されるなどして、一躍トップスター俳優となった今に至るという感じ。