Rain Tree連載【第4回】朝宮日向×綾瀬ことり「私たちはまだ何も達成していない」
朝宮「(綾瀬)ことりは天性のアイドル」
秋元 康総合プロデュースの『IDOL3.0 PROJECT オーディション』の最終審査で惜しくも選ばれなかったメンバー17人がこの1年、“FINALIST”という名で活動してきた。このたび“Rain Tree”という新しいグループ名で始動。2025年1月にメジャーデビューすることが決まった彼女たちの素顔に迫るスペシャル連載。 【画像】か、可愛い…!Rain Treeのメンバー・朝宮日向の美肌輝く肩出しショット 第4回は朝宮日向と綾瀬ことりのインタビュー対談をお届け! ──まずは自己紹介をお願いします。 朝宮日向「千葉県出身のAB型、2001年12月25日、クリスマス生まれの朝宮日向と申します! 物心ついたときからファッションが大好きです。小学3年生のときに初めて買ったファッション誌でスタイリストさんの存在を知り、それ以来ずっとスタイリストを目指して、専門学校にも行っていました」 朝宮「それから、食べることも大好きです! たぶんメンバーの誰よりもコンビニの新商品情報に詳しいと思います。一番好きな食べものはオムライス! 一人でオムライス巡りをすることもあります。頭のどこかで常に食べもののことを考えているくらいで、食べることは生きること! だと思っています」 綾瀬ことり「高校3年生、愛知県出身の綾瀬ことりです! 私は趣味が多いことが特徴で、絵を描くこと、歌うこと、アニメを見ること、映画を観ること、楽器を弾くことなどが好きです」 ──撮影をしている様子から、お二人のいい空気感が伝わってきました。 綾瀬「二人きりの撮影は初めてだったのですが、居心地がよかったです。レッスン中に肩をチョンと触ったり、ちょっかいをかけ合ったりしている二人なので(笑)。普段はなかなか着ることの少ないオフショルの衣装など、かっこよくてキレイめなスタイリングをしていただいたので、新しい自分を見せられたのではないかと思います」 朝宮「髪を巻いていただいたり、衣装はオフショルで少し肌見せもあったので、いつもより大人っぽい私を引き出していただいたと感じています」 ──お互いに対してどんな印象を持っていますか? 綾瀬「普段の日向は天然でフワフワしているのですが、レッスンではすごく真面目で繊細な印象があって、いろいろ考えているんだなと感じます。あと、ライブ配信のときの声が小さいです(笑)」 朝宮「普段通りに話していたら、ファンの方から“ささやき配信”と言われました(笑)。ことりについては、本当に天性のアイドルだと私は思っています。いつでも鏡を見て自分を研究していますし、メイクも上手ですし、パフォーマンスで見せる表情の練習もストイックにやっていて。だから本当に尊敬しているんです。そんなことりを見習わなくちゃいけないなと思っています」 綾瀬「素直に嬉しいです。私がアイドルのオーディションを受けたのは今回が初めてでしたし、そこまでアイドルの世界に詳しくないからこそ、自分なりに他のメンバーよりも頑張らなくてはいけないと思っているので」 ──もともとはアイドルに詳しくなかったのですね? 綾瀬「有名なアイドルグループやバズった曲は、かわいいな、好きだなと思っていました。でもアイドルを目指そうと思ったことはなかったです。昔から絵を描くことが好きだったので、イラストを活かせる道に進みたいと思って、イラストレーター系の専門学校に通っていました。でも、専門学校には自分よりもすごい絵を描く人ばかりで……。そのときに自分を癒やしてくれたのが、アイドルでした」 綾瀬「乃木坂46さんの『バンドエイド剥がすような別れ方』のMVを見たら、メンバーの皆さんがキラキラと輝いて見えて、私もこんなふうに輝きたいと思い始めたんです」 朝宮「私も乃木坂46さんがきっかけでアイドルに憧れるようになりました。中学1年生の頃、たまたま夜更かしをしているときにテレビで『乃木どこ』(『乃木坂って、どこ?』)を母と一緒に見ていて、『こんなにかわいくて、しかも面白いアイドルがいるんだ!』と衝撃を受けて。それからは乃木坂46さん以外のアイドルにも憧れるようになって、今までたくさんのオーディションを受けてきました」 朝宮「初めて受けたオーディションは高校1年生のときで、欅坂46さんの2期生オーディションです。そこから坂道合同オーディション、乃木坂46さんの5期生オーディション、櫻坂46さんの3期生オーディション、日向坂46さんの4期生オーディション。全部で5回ですね。でも全部ダメで。もう次で最後にしようと思って受けたのが、今回の『IDOL3.0 PROJECT オーディション』でした」 ──お二人は“FINALIST”として一年間活動してきましたが、メジャーデビューが決まるまでの期間の活動を通して、どんな部分が成長したと感じていますか? 綾瀬「たくさんありますが、まずはダンスです。オーディションの頃の私はずっと下を向いていて、動きもフニャフニャだったんですよ。でも今は大きく動けるようになったし、パフォーマンス中に目の前の人を意識できるようになりました。表情にも気を配るようになったし、首の角度など細かい部分にも注意を払えるようになって、周りからも『成長したね!』と言っていただけるようになりました」 綾瀬「ダンス以外では、メンタルですね。以前の私は本当に自信がなかったのですが、ファンの方々がいてくださるおかげで、こんな私のことも応援してくれるんだ、頑張らなくちゃ、と前向きに思えるようになりました」 朝宮「私もダンス未経験者だったので、最初は本当に苦手で全然踊れなかったんです。だから毎日欠かさず練習しました。それでもうまくできなくて、落ち込むこともあったのですが、そういうときに『上手になってるよ!』と声をかけてくれるメンバーがいてくれたから、頑張ってこられたと思っています」 朝宮「今までは褒めていただいても、信じられなかったんです。でも今は、応援してくださる方々に褒めていただけたら『ありがとうございます!』と素直に言えるようになりました。少しずつ自信が持ててきたのだと思います」 ◆綾瀬「ここからが本当のスタート」 ──自分の個性、アイドルとしての強みはどんなところにあると思いますか? 綾瀬「歌とダンスが好きだという気持ちは、すごく強い武器だと思っています。それからSNSを研究することが好きなので、どうやったらバズるかを見極める力は誰よりもあるんじゃないかなと思います」 朝宮「長い間アイドルファンをやってきているので、こうしたらきっと喜んでいただける、好きになっていただけるなど、アイドルファンの方の気持ちを理解できることが、今の私の一番の強みかなと思います」 ──メジャーデビューを目前にした今の心境を聞かせてください。 綾瀬「メジャーデビューが決まったことは、すごく嬉しいです。でも私たちはまだ何も達成していない、ゼロの状態。ここからが本当のスタートなので、もっともっと頑張っていきたいと思っています」 朝宮「やっとスタートラインに立てたという思いがあるのですが、私は今年のクリスマスで23歳。とにかく一日一日を無駄にせず、後悔のないアイドル人生を送りたいと思っています」 ──シングル作品ごとに表題曲をパフォーマンスするメンバーを選考する“セレクション制度”の採用も発表されています。 朝宮「誰かと競争することは苦手ですが、そんなことは言っていられないなと思っています。グループが成長するためにはそういう制度も必要なんだ、と気持ちを切り替えて頑張っていきたいです」 綾瀬「私も同じ気持ちです」 ──グループとしての目標、個人としての夢を教えてください。 朝宮「日本はもちろん、世界中の人に愛される存在になるのが、グループとしての目標です。個人としては、いつかグループの衣装をデザインしたいです!」 綾瀬「私もグループとしては、老若男女問わずに愛していただけるようになることが目標です。個人としては、自分のたくさんある趣味を活かしたお仕事をしてみたいです」 ■PROFILE 朝宮日向(あさみや ひなた) 2001年12月25日生まれ 千葉県出身 特技・趣味/アイドルのライブや握手会に行くこと、ファッション、ピアノ、チョコミント巡り、短期記憶力、作品づくり 綾瀬ことり(あやせ ことり) 2006年6月12日生まれ 愛知県出身 特技・趣味/ベース、絵、モノマネ 取材・文:大久保和則
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