星取県で「オーロラ」観察に挑戦 撮影スポット・鳥取砂丘でカメラを向けると…(鳥取市)
山陰中央テレビ
大規模な太陽表面の爆発・太陽フレアが発生した影響で日本各地で観測されたオーロラ。天気が回復した13日夜、鳥取砂丘にはこの「宇宙の神秘」の撮影に挑戦する専門家がいました。 鳥取市さじアストロパーク・相本実副所長 「オーロラが写るかもしれないので来ましたが、晴れてきたのでちょっと期待したい」 鳥取砂丘の駐車場でオーロラの撮影の準備をするのは、鳥取市さじアストロパークの相本さん。11日夜から12日未明にかけて、北陸や鳥取県のお隣の兵庫県香美町でも観測された「低緯度オーロラ」をカメラに収めようとやってきました。 鳥取市さじアストロパーク・相本実副所長 「北に開けた所なので、下の方まで勇気を出して降りましょうかね」 と言いながら相本さんは、夕日の沈む砂丘を歩き、撮影スポットへ。 鳥取市さじアストロパーク・相本実副所長 「この辺が私がたまに来るスポットです」 高性能のカメラを3台構え、その瞬間を待ちます。 相本実副所長 「空が見た目白いので、そろそろ撮れても良い時間帯なので…」 しかし写真に収めることはできません。それでも何度もシャッターを押し続けます。 日が変わった午前2時半まで撮影を続けましたが、「宇宙が織りなす芸術」を捉えることはできませんでした。 鳥取市さじアストロパーク・相本実副所長 「ピークはもう過ぎたというのも1つだと思います。またこういう機会があったらチャレンジしてみたいと思います」 しかしこのチャレンジも無駄ではありませんでした。 オーロラに勝るとも劣らない、きれいな星空です。 鳥取市さじアストロパーク・相本実副所長 「砂丘も降りてくると結構星が見えます。夏になると天の川とかも見えてくるので、違った楽しみ方もできると思います」 星取県を名乗る鳥取県。相本さんは改めて鳥取の夜空の美しさに魅了されていました。 太陽の活発な活動は2025年まで続くとみられていて、相本さんは今後もチャンスを伺い、撮影にチャレンジするということです。
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