「160km/hは超えたいです」ドラフト5位・菊地ハルン投手(17)2mの長身と伸びしろ 千葉学芸高校から広島カープへ
とある高校の3年D組。その教室にひときわ目立つ大きな体の生徒が… この青年こそ、広島カープがドラフト5位で指名した千葉学芸高校の 菊地ハルン 投手です。 【写真を見る】「160km/hは超えたいです」ドラフト5位・菊地ハルン投手(17)2mの長身と伸びしろ 千葉学芸高校から広島カープへ 身長はなんと2メートル。ほかの生徒と比べると、その規格外の身長はご覧のとおり。恵まれた大きな体をコンパクトにたたんで、教室のいすに座ります。 ドラフト5位 菊地ハルン 投手 ― 机のサイズは合っている? 「だいじょうぶです」 ― 苦しくない? 「だいじょうぶです(笑)」 しかし、マウンドに立てば、その2メートルの長身を最大限に利用した迫力満点のピッチングを披露します。その最速は149キロ。さらにカーブ・スライダー・フォークを操る投手として器用さもある、カープのドラフト指名でただ1人の高卒・支配下の投手です。 菊地ハルン 投手 「大谷翔平 選手(193センチ)だったり、オリックスの 山下舜平大 選手(190センチ)、身長が高い選手にあこがれていました。コントロールがいいのでカウント球で稼いで、最後に直球で押せるタイプだと思います」 ― ゆくゆくは球速、何キロぐらい出したいですか? 「160キロは超えたいです」 菊地ハルン投手の魅力は身長だけではありません。将来の伸びしろです。 実はハルン投手がスカウト陣の評価を格段に上げたのは、高校野球の現役を引退してから。8月の引退からおよそ2か月で体重は7キロ増加。さらに、ストレートの平均球速はおよそ140キロでしたが145キロまで伸びました。 8月 現在 体 重 103キロ ⇒ 110キロ 平均球速 140キロ ⇒ 145キロ 菊地ハルン 投手 「高校が終わってから “プロに行くっていう気持ち” が大きくなって、自分でできる限りの取り組みをして、そういう食事の面でもトレーニングでも変わるようになってきました」 学校を終えたハルン投手は、1時間半かけて自宅へと戻ります。待っているのは、4歳離れた兄の レハン さん、そして母の 知恵子 さんです。