長狭高校男子バスケ部が41年ぶりに関東大会へ(千葉県)
バスケットボールの関東高校選手権大会県予選会が行われ、男子は鴨川市の長狭高校がベスト4入りを果たし、41年ぶりに関東大会出場を決めた。山田猛虎太主将(3年)は「自分たちのプレーで、まずは1勝したい」と意欲を見せる。 県予選には、地区予選を勝ち上がった52校が出場した。長狭は3回戦まで危なげなく勝ち上がり、準々決勝で1月の新人戦でベスト4の木更津総合と対戦。後半に一時逆転を許したが、第4クオーター(Q)でしつこくリバウンドを取って攻撃につなげ、流れを引き戻し96―84で勝利した。 準決勝では、新人戦優勝の八千代を相手に、長狭のミスが重なり第3Qで21点差まで引き離された。第4Qでは速攻からの3点シュートが決まり、追い上げを見せたが、84―90で惜敗した。疲労の残る3位決定戦は、強豪・市立柏に63―100で敗れた。 新人戦はベスト16だった長狭。ディフェンスやルーズボールでの“泥くさいプレー”を強化し、地道に力をつけてきた。 同校OBで、数々の高校を全国大会に導いてきた飯沼加寿夫監督も「地区予選からスタートし、関東大会までいくのは監督になって初めて」とチームの成長ぶりに驚き。「キャリアが足りず不安定さはあるが、爆発力も持っている。ディフェンスやリバウンドの基本を徹底し、インターハイ予選に向け、関東では1試合でも多く試合をやりたい」と選手を鼓舞する。 山口健一校長は「県南の県立高校が41年ぶりにつかんだチャンス。同窓会による教育振興基金や、応援してくださる皆さんのご支援も大きく、感謝しています」と話していた。 関東大会は、6月1日から埼玉県で開催される。 県予選会に出場した選手は次のとおり。=敬称略 ▽3年=山田猛虎太、鈴木虎成、小野恵富、山田虎羅士、小山大晴 ▽2年=岡田蓮斗、葛貫色希、鈴木琉久、長内絃、田中芯、柚木拓真、平野春都、佐藤晴輝 ▽1年=筒井智己、倉持喜広