もしも旅客機搭乗中“乱気流”に巻き込まれたら…「すぐに酸素マスクは使わず」「おしゃべりする」意外な行動が有効なわけ
[プロの助言]
乱気流は4つのレベルに分類することができます。 レベル1 軽度 軽度の乱気流では、ほんの一瞬だけ、わずかに高度がずれたり水平でなくなったりすることがあります(横揺れ、揺れ、機首のずれなど)。 シートベルトを軽く引っぱられるような感覚を覚えるかもしれません。 機内に置かれたものが、ほんの少しだけ移動する可能性があります。 レベル2 中度 中度の乱気流では高度がずれ、機体も水平ではなくなりますが、バイロットが問題なく機体を制御できる範囲です。シートベルトを引っぱられる感覚を覚えるでしょう。 レベル3 重度 重度の乱気流では大きく高度がずれ、機体も大きく傾くかもしれません。 シートベルトを強く引っぱられるような感覚を覚えるでしょう。 レベル4 極度 極度の乱気流では、機体は上下左右に揺れまくり、もはや制御不能の状態に陥ります。機体に損傷を負ってしまう場合もあるでしょう。 重度以上の乱気流では、機体に重大な損傷を負う可能性があります。急落することで翼にかかる負荷率が機体の限界を超えてしまうと、翼やほかの塗装物などが機体から剝がれ落ちてしまうかもしれません。
弁護士JP編集部