『桃鉄 教育版』、コナミと東大 藤本研究室が共同研究を開始
株式会社コナミデジタルエンタテインメントと国立大学法人東京大学大学院情報学環 藤本 徹研究室は、教育現場への導入が進む『桃太郎電鉄教育版Lite~日本っておもしろい!~』(以下、『桃太郎電鉄 教育版』)の教育的価値を評価する共同研究を開始した。 【画像】授業時間に応じて「北海道」から「九州・沖縄」までの7地域か「全国」の8つを選択してプレーできる この共同研究は、『桃太郎電鉄 教育版』の教育的効果を検証し、学校現場での教育実践がより充実すること、これから導入したいと考えている教育機関の関係者を後押しすることを目的としている。 さらに、調査に協力可能な教員や研究者、学生と連携しながら研究を進め、導入が活発な学校や効果的な事例を整理。ニーズに応じた導入ガイドや教材などを製作し、共同研究が利用促進に寄与することを目指す。 『桃太郎電鉄 教育版』は2023年1月、同社から教育機関向けに無償提供が開始された。遊びながら各地の名産や名所について学ぶことが可能で、地理や難読地名の書き取り、収益率の計算などにも活用できる。 同社によると、2024年3月時点で『桃太郎電鉄 教育版』は全国約7000校の教育機関に導入され、そのうちの約4000校が小学校であるという。これは全国の小学校の約20%に相当する。 コナミデジタルエンタテインメントの岡村憲明氏は、教育現場にゲームを導入することに対する懸念点について、同研究によって『桃太郎電鉄 教育版』の学習効果が示され、「エデュテイメント」への理解がより広まることを期待していると述べている。
こどもとIT,編集部
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