柏・井原正巳監督「追いついての勝ち点1は評価できる」リーグ戦3連勝はならずも後半に勝負強さ
◆明治安田J1リーグ ▽第16節 川崎1―1柏(25日・U等々力) 柏は後半14分にFW木下康介が同点弾を決めたものの、あと一歩及ばず引き分け。今季初の3連勝とはならなかった。井原正巳監督は「前半はボールを握られて我慢する時間が長かったが、後半は我々のペースに引き戻すことが出来た。追いついてのゴール、そして勝ち点1は評価できる」と前向きに振り返った。 この日は守備の要で、19日の札幌戦(2〇1)では決勝ゴールを決めたDFジエゴが出場停止で欠場。前半に1点を失って後半に臨んだ。 すると後半14分、FKからこぼれた球をMF戸嶋祥郎がシュート。戸嶋のシュートはセーブされるものの、はじかれたボールに木下が詰めてゴールした。「攻撃で存在感を出せた」と3日の町田戦(0●2)以来、5試合ぶりに先発起用された29歳が結果を出した。 U―23日本代表FW細谷真大は3本のシュートを放つも無得点。15日の湘南戦(2〇1)には今季初ゴールとなる勝ち越し弾を決め、「これから量産していきたい」と語っていたが、まだ波に乗り切れていない。昨季は16節までに5ゴールを決めているだけに、本人にとっては歯がゆい状況が続いている。「負けなかったことはポジティブにとらえて。次はしっかり勝ちにこだわって、自分の結果もついてくれば」と切り替えた。
報知新聞社