日本VS韓国!? アジア人の歴代移籍金ランキング1~10位。トップに立ったのは?
2位:中島翔哉(元日本代表)
生年月日:1994年8月23日 移籍先:ポルティモネンセ(ポルトガル)→アル・ドゥハイル(カタール) 移籍金:3500万ユーロ(約56億円) アジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングで2位に入ったのは、日本代表で背番号「10」を背負った“異端児”中島翔哉だ。 中島が巨額の移籍金でカタールへ旅立ったのは、2019年2月のことだった。ポルティモネンセで公式戦14試合5得点6アシストをマークしていたなかで、アル・ドゥハイルは獲得資金として3500万ユーロ(約56億円)を用意。これにより、中島は2001年に中田英寿がパルマへ加入した際の2840万ユーロ(約45.4億円)を上回る日本人選手史上最高額の移籍金が発生した男となった。 サッカー界の市場は移籍金の高騰が続いて久しい。特に、近年は中東マネーが市場を席捲しており、欧州トップリーグで活躍している選手たちがサウジアラビアやカタールに新天地を求めるケースが多発している。アル・ドゥハイルによる中島の獲得も、背景に潤沢なオイルマネーの存在があった。 当時、ポルトガルで活躍していた中島のカタール行きについて疑問を持つファンも少なくなかったが、中島は自身のブログで「自分の意思で決めました」と説明。大金やリーグレベルなどではなく、自らのプレースタイルに合っているクラブを選んでいることを明かしている。
1位:キム・ミンジェ(韓国代表)
生年月日:1996年11月15日 移籍先:ナポリ(イタリア)→バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 移籍金:5000万ユーロ(約80億円) アジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングで栄えある1位に輝いたのは、現在バイエルン・ミュンヘンに所属するキム・ミンジェだ。 2022/23シーズンに33年ぶりとなるセリエA優勝を果たしたナポリにおいて、キム・ミンジェは絶大な存在感を放っていた。最終ラインで相手の攻撃を跳ね返し続ける様子は、まさに鉄壁そのもの。2022年9月にはアジア人初のセリエA月間最優秀選手賞を受賞し、スクデット獲得に大きく貢献した。 2023年7月には、バイエルン・ミュンヘンに完全移籍で加入。ドイツの名門クラブが用意した移籍金は5000万ユーロ(約80億円)で、これはアジア人選手歴代最高額だった。 だが、今シーズンはキム・ミンジェにとって勝負の一年となるだろう。大きな期待を背負ったなかで始まった2023/24シーズンは、リーグ戦で25試合出場(1得点2アシスト)と思っていたほど出場機会を伸ばせず。UEFAチャンピオンズリーグ準決勝のレアル・マドリード戦では失点に関与して批判を浴びるなど、高額な移籍金に見合うプレーができなかった。さらに、今夏の移籍市場ではチームに伊藤洋輝が加入。ポジション争いのライバルが出現し、正念場を迎えている。 とはいえ、ナポリであれほどの輝きを放っていたキム・ミンジェをバイエルン・ミュンヘンがわずか1年で見切るとは考えにくい。今シーズンこそはタイトルを獲得し、昨シーズンに味わったブンデスリーガ3位フィニッシュという屈辱を晴らしたいところだ。
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