「スター・ウォーズ」ローズ役のケリー・マリー・トラン、性的マイノリティであることを公表
「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」でローズ・ティコを演じたケリー・マリー・トランが、自身が性的マイノリティ(クィア)であることを米バニティ・フェアのインタビューで明らかにした。 「これまで公にしてこなかったけれど、私はクィアな人間なの」。クィアとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルなどを含む性的マイノリティの総称として使われる言葉だ。 トランが演じたローズ・ティコは、アジア系初の「スター・ウォーズ」映画のメインキャラクターとして注目を集めた。しかし、インターネット上で激しいバッシングを受け、トラン本人もSNSで嫌がらせを受けたことは記憶に新しい。その影響で、続編の「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」では大幅に出番が減ったとされている。 トランは現在、アン・リー監督の「ウェディング・バンケット」のリメイクに出演中だ。「素晴らしい作品、素晴らしい仲間たちと一緒にいる。私はこれまでクィアの人々が集まる場所にいたことがなかった。こんなに受け入れられていると感じたのは初めて」と撮影現場での心境を語っている。映画は2025年春に公開予定で、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のリリー・グラッドストーンが共演する。 トランはこれまでもLGBTQ+の表現を支持してきた。ディズニーアニメ「ラーヤと龍の王国」では、自身が演じたラーヤについて「クィアな存在だと思う」と発言するなど、積極的な姿勢を示していた。