4月9日で運航を終了するANAの「鬼滅の刃じぇっと -参-」＝22年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　全日本空輸（ANA/NH）は3月15日、テレビアニメ「鬼滅の刃」のキャラクターを描いた特別デザイン機「鬼滅の刃じぇっと -参-」（ボーイング777-200ER型機、登録記号JA745A）の運航を4月9日で終了すると発表した。3機ある「じぇっと」のうち最後まで残った機体で、3月31日から4月7日までの8日間は投入便固定による運航を予定している。 【写真】4/9で運航を終了するANAの「鬼滅の刃じぇっと -参-」 　31日から7日までは、羽田－福岡、伊丹、札幌（新千歳）の3路線6便に毎日投入。羽田午前7時35分発の福岡行きNH241便からスタートし、福岡午前10時20分発の羽田行きNH246便、羽田午後1時発の伊丹行きNH25便、伊丹午後3時発の羽田行きNH30便、羽田午後5時発の札幌行きNH73便、札幌午後7時30分発の羽田行きNH78便に投入する。 　運航スケジュールは急遽変更になる可能性があり、4月8日と9日も定期便に投入することもあるという。 　3号機は胴体が白く塗装され、デカールで描かれたイラストはANA向けの書き下ろし。垂直尾翼の塗装はエアバスA380型機「FLYING HONU（フライング・ホヌ）」のように白地に青文字で「ANA」を描いた。 　客室は2019年11月に登場した新仕様で、座席数は2クラス392席仕様（プレミアムクラス28席、普通席364席）。3機の「じぇっと」のうち唯一の777だった。 　ANAグループは、2021年12月からタイアップを開始。2022年1月31日に就航した初号機「壱」（767-300ER、JA616A）は2023年10月21日で運航を終え、2022年3月26日就航の2号機「弐」（767-300ER、JA608A）は今月25日で終了する。 　地方路線を飛ぶターボプロップ機「鬼滅の刃 ぷろっぷ」は、2023年7月14日から運航開始。デ・ハビランド・カナダDash 8-400（旧ボンバルディアQ400）型機が3機（JA844A、JA846A、JA850A）で、「じぇっと」の運航終了後、鬼滅のデザイン機は「ぷろっぷ」のみになる見込み。