2話「相続ホラー」

知らないとヤバイ法律、知ったら知ったで悪用する人が出てきてしまう……それが法律です。弁護士をしながら、法律にまつわる４コマ漫画を日々X(旧Twitter)で発信をしている【漫画】弁護士のたぬじろうさん (@B_Tanujiro)。意外と身近に存在する、法律にまつわる「ヤバイ」を漫画にすることで、法律を知ることの重要性を読者に投げかけています。 【漫画】「ヤバい法律の闇」本編を読む ■「知らないとヤバイ」何気ない行動で多額の借金を抱えることに… 多くの人に気軽に法律知識を得てもらい、注意喚起をする意味でマンガを描いているという作者のたぬじろうさん。今回は「遺産相続」にまつわる怖いお話。相続放棄をさせないために、言葉巧みに丸め込もうとする相手に対して、どう切り抜けるのか。また何気ない行動で、多額の借金が降り注いでしまうという、誰にでも起こりうるこの事件にどのように対応したらよいのだろうか。 「法律は悪用されうるものだということを、皆様にも知っていただきたいです。おかしいと少しでも感じたら、すぐに弁護士に相談することや、その場ですぐ書面にサイン等せず、一旦持ち帰るということが大切だと思います。また会話を録音するという対策方法もあります」とたぬじろうさんは忠告する。書面のタイトルが「覚書等」であったとしても、書いてある内容が「契約書」と同じであれば、法律上は「契約書」と変わらぬ効力を発揮するのだという。 たぬじろうさんは「本件に限らず、法律の落とし穴を回避することの一助となれば幸いです」と読者へメッセージを語ってくれた。難しい法律知識もマンガでわかりやすく描いている作品に今後も期待したい。 取材協力：【漫画】弁護士のたぬじろうさん(@B_Tanujiro)